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オーストラリアとの決戦の日です。 天気は快晴。 朝食のコーヒーとオレンジジュースがおいしい。 車に乗り込んで一路会場のカイザースラウテルンを目指しました。 気合いはたっぷりで、「どりゃーっ!」とか「叩きのめすっ!」とか叫ぶんだけど、合間に「あ、牛がいる!」とか言っているから全然迫力ないんだよね〜。 だって池に白鳥が浮いていたりしているし、ステキな景色なんですもん。 そしてホテルを出て1時間弱くらいでドイツとの国境へ到着。 なんだか怖そうな人たちが車を1台ずつチェックしているみたい。 で、ここでハプニング発生!! 詳細はkyoくんが書いた World Cup 2006 をお読みくださいませ・・・。(うぷぷ) フランスでのオートルートはドイツに入ったらアウトバーンになります。 フランスでは丘陵を上り下りするのどかな風景だったのが、アウトバーンは一直線。 しかもところどころ制限速度ナシ。 国境を越えたとたんに、そこはスピードとの戦いになりました。(ちょい大げさ) でもトラックなどはどうしても遅いので、追い越し車線に移って追い越そうとする、と、昼間なのにヘッドライトを点け、「どけー!」と言わんばかりに後ろからぐいぐい迫ってきて、あっという間にバックミラーいっぱいになるんです。 kyoくんがアウトバーン経験者で良かった。 そうやって200キロぐらいで走っている車は、アウディ、メルセデス、BMWが多かったです。 やっぱりドイツ人はドイツ車に乗るんですね。 いよいよカイザースラウテルンに到着。 きゃ〜ドイツ語!ひとつも分からないけどおもしろーい。 英語が通じるとはいっても、「こんにちは」と「ありがとう」くらいはドイツ語で言いたいわね〜。 そしてやっぱりソーセージにビールは外せないわよね〜。 なんて思っていたらいつの間にか道に迷っていました。 スタジアム付近が交通整理をされ始めると、カーナビに登録していたルートがアテに出来なくなってしまったからです。 車から降りてスタッフらしき人をつかまえて「ここってどこよ?」と聞くと、全然違うところをうろちょろしていたことが判明。 で、つい言っちゃいました、「メルシー」って。 だから「ダンケ・シェーン」でしょうがぁぁぁ。 とても親切に教えていただきました。 ありがとう、ドイツ人てやさしい。 教えてもらった方角へひたすら走り、FIFAから送られたパーキングカードを掲げて「あっちだよ」、「そっちだよ」と教えてもらいながら駐車場へたどり着きました。 車内チェックを受けてさらに行くとたくさんのパトカーが止まっているところが私たちの駐車場でした。 そのときちょうど選手が試合前の練習が始まって、会場からものすごい歓声があがったので、kyoくん、もうタイヘン。 はやく会場に入りたくて、パニクる寸前。 本来のゲートとは違う場所から入らせてもらって、案内してくれる女の子とごあいさつ。 ここでなかなか車椅子で入るルートが確保出来なくて彼女が奔走。 はやく席に着きたいkyoくんはハの字眉毛のトホホ顔。 今日はカイザースラウテルンは初めての試合だからスムーズに行かないんだね。 やっと案内された暗い通路を抜けると、なんとピッチの目の前でした。 これ以上近い場所で試合を観ようとしたら、スタッフかカメラマンになるしかないくらいの近さでした。 だって、芝生が真下。 車椅子の観戦者は柵にかじりついて観ることが出来て、同伴者は後方の壁に座席が備え付けてありました。 kyoくんの隣で観たかったけど、「試合が始まったらちゃんと席についてね〜」と釘をさされました。 やっぱしそうか、でへ。 炎天下での試合はみるみるうちに選手の体力を奪って、先制したもののラスト9分で逆転されるという、後味の悪い結果となりました。 荒木さんに紹介してもらったarataさんと合流し、試合結果が良ければ初対面の会話がもっと弾んだだろうに、ときどきしんみりしながら3人でパリへ戻りました。 でもこのときarataさんが一緒にいてくれて本当に良かった。 私たち二人だけだったら、kyoくん結果に不満足→不機嫌になる→私ほっとくしかない→会話ナシ・・・。 となることは間違いなしだったので(笑) そういえば、ソーセージとビールを味わう暇もありませんでした。 再びフランスに入ると、ホームに戻った安心感。 地平線へ沈む夕日が「次頑張ればいいさ」と慰めてくれているような気がしました。 |